モルドバという国を、知っていますか?

東欧・ルーマニアとウクライナの間にひっそりとたたずむ小さな国。
見渡すかぎりに広がる牧草地やブドウ畑から見上げる空は、いつもより一段と大きく、それを阻むものはありません。
高層ビルも、そびえ立つ山々も、ありません。
そこには、どのような人々の生活の営みがあるのでしょうか。

穏やかに時間が流れる街並み

首都キシナウは経済・文化の両面で国の中心的存在にありながらも比較的小さな町で、そこに都会の喧騒はありません。
しかし、ヨーロッパの一国としての、時代をとらえる感度の高さは確実に息づいています。

モルドバワイン

肥沃な土壌に広大なブドウ畑を有するモルドバは、 欧州ワインの発祥地とも言われ、ワイン史を語るうえでも重要な位置づけにあります。

そんなモルドバにとって、ワインは日常の食生活に密着した、とても身近な存在です。

また、モルドバの食事は自家栽培を始めとしたオーガニック食品が一般的で、素朴で健康的な家庭料理が食卓を彩ります。

子どもたちの未来をつなぐ学童施設

一見穏やかなモルドバの陰には、国全体の絶対的な経済力の小ささやその基盤の乏しさが深く根を下ろしており、それは両親の国外出稼ぎによる家庭の分断、ひいては子供たちの教育の遅れにまで及びます。
わたしたちは、そのような不遇により満足に学習をすることのできない子どもたちの集まる学童施設を支援する活動を行っています。

モルドバという美しい国が将来より一層輝けるように、次世代をになう子どもたちの力になりたい... そう思ってやみません。

モルドバの人々

純粋、誠実でありながらもどこか人懐こいモルドバ人は、気質的にみてわたしたち日本人にとって共感できる部分が多く、親近感のわく存在です。
モルドバという国を支援するためには、国民同士の正しい理解・コミュニケーションが不可欠です。
そのきっかけになれば...と、わたしたちは様々なレクリエーションを企画し、日本とモルドバの架け橋になるべく日々情報の収集に努めています。
多くの人にとっては、まだ馴染みの浅い国かもしれません。だからこそ、そこには魅力的な発見が数多く眠っているとも言えるでしょう。
未知なるモルドバの1ページを、覗いてみませんか?

モノ作り精神の萌芽を育てる

伝統的な衣装や民芸品には、先代から長きにわたり受け継がれたレースや刺繍が施されています。その独特で緻密な紋様には、モルドバの歴史を紐解くヒントがあるかもしれません。
伝統を重んじるモルドバの人々は、総じて手先が器用であり、日常にかかわる様々なモノを手作りする習慣があります。それは、現代で言うところのDIYの精神に通ずる素養であり、国の振興を支える一つの柱にもなり得るものです。

わたしたちは、モノ作りの角度からもモルドバを支援します。