開設の経緯~カザネシュティ村にみるモルドバの教育事情~
モルドバでは、人口の2割以上が出稼ぎのために国外に出ていってしまうと言われており、家に残された子供たちは孤独な思春期を過ごさなければなりません。モルドバ北部にある小さな村、ここカザネシティでもそれは例外ではありません。
モルドバの教育制度は、毎日出される宿題が採点されその内容が成績に直結しているため、家庭に戻り宿題を見てくれる親がいない子供たちの多くは、成績不振に悩まされがちです。その結果不登校となってしまうケースも少なくなく、深刻な社会問題となっています。
このことを受け、2004年、上記のような子供たちを受け入れる学童施設「カザネシュティ村子どもデイケアセンター」への支援を開始しました。